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「AK10型」はフロントにリーディング・アームのサスペンションを持ち、
AE型乗用車のC型エンジン(初代 4気筒 2.585cc)と3速T/M、
2速T/Fを組み合わせていることからも判るとおり、BJ型以降のランクルと直接のつながりは無い。


警察予備隊(現・自衛隊)への納入を狙い、
1951年にトヨタ・ジープBJ型として完成した。


シャーシは小型トラックSB型の梯子形シャーシを改良して
四輪駆動とし、エンジンは当時の6tトラック用に用いられていた
6気筒OHV、3,400ccのB型(初代)ガソリンエンジンを採用し、
トランスミッションもトラック用を流用した。


「B型」エンジンを搭載した「Jeep」ということで型式は「BJ型」となった。



当時のトヨタには、ウイリス・ジープに匹敵する性能の4気筒エンジン
がなかったため、やむを得ず大きな6気筒を搭載したが、
かえって強力になり、重量、燃費以外の性能では当時のウイリス・ジープを凌ぐ結果となった。



三菱がノックダウン生産するウイリス・ジープが警察予備隊に
採用されたため(米軍との密約があり、出来レースであったとの噂もある)
目的は果たせなかったが、国家地方警察のパトロールカーとして納入され、好評を得た。


基本型の「BJT型」(ツーリング)、無線連絡車の「BJR型」(ラヂオ)、
消防用シャーシの「BJJ型」(略号Jの意味は不明)の3タイプがカタログモデルとされ、
その他の「変り型」は特装扱いとした。


1954年、高負荷運転となる消防ポンプ車用に、
より強力なF型エンジンが加わった。



これはB型同様大型トラック用のエンジンで、
以後ランクルとは切っても切れない関係となるが、
この時期はまだ、消防用シャーシ「FJJ型」専用であった。


同年6月ジープという名称が米国ウイリス・オーバーランド社(当時)の
商標権に触れるため、ランドクルーザーと改名された。


英国ローバー社の有名な四輪駆動車ランドローバーに対抗し、
ROVER(海賊、海賊船)を駆逐するという意気込みを込め、
「巡洋艦」を用いての命名であった。
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